面白い。
何ら情報入れないで読んだので、こんな話になるとは予想外だった。解決らしい解決がないから、最後はモヤっとするけど、とはいえ面白いことに変わりはない。ストーリーテリングだったなあ。ミステリーではなく、SFですね。
何を言ってもネタバレになるので、気にする人はそっ閉じで。
殺し屋がどうやって依頼を受けていくのかというところから話が始まり(この話だけでも面白い)、売れない作家や病気になった男など、様々な人の現状が描かれて、この人たちがどう絡んでくるんだろうと思っていたら、同じ飛行機に乗ったというところからのまさかの分岐だった。
3月と6月。
この分岐から、一瞬やり直せるパターンになるのかと思ったりしたけど、それぞれが自分と向き合うお話になるのはリアルだった。
自分に置き換えて結末を考えるリドルっぽさもあるかも。良かった。