大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

アーナルデュル・インドリダソン「湿地」

アパートの地階の部屋で発見された老人の死体。現場には謎のメモが残されていて……アイスランドが舞台のミステリー。 うーん。これは読んでいて気分が良くない。手がかりらしい手がかりがないので、出来る捜査を手当たり次第やっていくんですが、必要以上に事…

サンドローネ・ダツィエーリ「死の天使 ギルティネ」

急行列車の先頭車両の乗客が全員死亡していた事件が発生。捜査の方向性をめぐって上層部と衝突した捜査官コロンバは、コンサルタントのダンテに、犯人捜しを依頼するが……「パードレはそこにいる」に続く第二弾。 前作が面白かったので、期待値が高かったけど…

日向夏「薬屋のひとりごと 15」

やんごとなき人の手術をするお話。 序盤から不穏な空気だったけど、そりゃそうだ。周到に準備するとはいえ、ひとつ間違えたら、一族全員の首が飛びますからね。そのあたりちゃんとプレッシャー感じる猫猫は、まともなのかもしれない。天佑がおかしいだけかも…

嶋津輝「襷がけの二人」

大正昭和が舞台。親の言う通りに嫁いだ先で、夫との関係に悩みながらも、女中たちと良い関係を築いて、家を守っていたが、空襲で離れ離れになり……というお話。直木賞候補作。 これは良かった。戦前と戦後で、女主人と女中という関係が逆になるんだけど、中身…