大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

エル・コシマノ「サスペンス作家が殺人を邪魔するには」

ひょんなことから、ダークサイトに元夫の殺害依頼があることを知った。そんな依頼は撤回させないと、安心して子どもを預けられないと思ったサスペンス作家のフィンレイは、同居人のヴェロと一緒に、元夫の殺害を阻止に取り組むというシリーズ第二弾。

前作同様、巻き込まれ型のサスペンスなんだけど、より複雑化していくのは、ある意味自業自得と思ってしまう僕がいる。

やっちゃいけないことをしてるから警察に言えないのはわかるけど、変なところで踏み込んじゃうあたり、衝動っていうのは恐ろしいよねぇ。
元夫の殺害依頼を出したのは誰かという犯人探しのオチが、あまりにもあまりでおかしかったですが、踏み込んだがゆえに、解決しても安心させてくれないラストに繋がっていく展開が見事。

これは続編がまたやばいことになる。