大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

葉山透「9S<ナインエス> XII true side/ XIII true side」

10年ぶりのシリーズ続編にして完結編。面白かった。

12巻は、これぞナインエスと言っていい、由宇のカッコよさ全開でした。
グラキエスという遺産絡みの問題によって、人類滅亡まであと四日に迫る中、彼女がやってくるだけで、あっという間に解決していく様が痛快で仕方ない。
才能があると自負する人たちの劣等感を刺激していきながら、本人は無自覚であるという、いつものパターンは最後まで健在でした。

 

13巻に入ってからは、勇次郎との対決と言っていいかな。
いろいろと曖昧というか、概念的なところが多いので、盛り上がり切れなかったところもあったけど、闘真の戦い(いろんな意味で)、何より最後にナインエスに戻ってくるところが、本当に良かった。
最後まで面白かったです。