大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

万城目学「八月の御所グラウンド」

中編二篇。高校女子駅伝で、前日にエントリー変更で選手に選ばれた一年生のお話と、お盆期間中に行われる大人たちの草野球話。

駅伝話が大変よくて、これだけで長編にして欲しかった。次の年が楽しみになるお話だなあ。

不思議ネタは、草野球の方が上手くハマってたかな。野球する理由のくだらなさが、逆に良い方向に進んだ気がする。

直木賞にしては軽いけど、読んでいて楽しい一冊だった。