大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

卒業生には向かない真実 / ホリー・ジャクソン

三部作最終巻。読み始めから辛い。
シリーズ一作目を読んだ時には、こんな気持ちになるとは思わなかった。ちょっとハラハラがある青春ミステリー(いわゆるYA)だったのに。
これまで関わって解決した事件によって、ひたすらに追い詰められていく、自ら追い込んで、周りの声が素直に聞けなくなる主人公ピップの姿がもう。
新たな事件を調査する姿は、ただの逃避にしか見えなくてきつかった。
何より最後の選択はなあ。リーズ最初の頃の彼女なら選ばなかったろうなあ。
一生残る傷と共に生きる彼女に幸はあるのか。