大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

WORLD END ECONOMiCA(1) / 支倉凍砂

月生まれのハルは、上に上がる資金を手にするため、株に手を出したが、なかなか思うように稼げない日々が続いたとき、コミュ障だが数学の天才少女ハガナと出会って……というお話。

これはすっごい面白い。かなり分厚いけど、それでもまだ序盤って感じなんだよなあ。まんま株式市場のお話ですが、丁寧に書かれているので、わからなくても問題ないし、興味をひかれる内容になってるので、一気読みさせられたあげく、ここで終わり!?ってなって、ジタバタした。

コンピュータに向かって株取引をするという、動きとしては地味なんだけど、人助けというきっかけから始まって、夢に向かって進むところとか、冒険もののようなわくわくさを感じました。

ただ、どうしたってまっすぐに進もうとすると……っていうのが胸に痛い。

一度の失敗が彼ら彼女らをどうしていくことになるのか。これは続きを読むしかない。

WORLD END ECONOMiCA (1) (電撃文庫)
 

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