本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女II」/ 香月美夜
ここにきてまた常識のズレが見えてきた。異世界云々というよりも貴族の立場ってことかな。ただ、裏をかき、人を陥れなければならないというのは、平和な世界に生きてきたものにとっては重いよなあ。見過ごすことで、さらに被害が大きくなるとわかっていても。
でもそこで彼女を支えてくれるからルッツはいい男だ。巻末漫画のルッツでエネルギー補給が大好き。
今回もマイン親子(というか家族)シーンでは、うるっときちゃうところがありましたが、一方領主の親子は……ちょっとどうしようもないね。甘やかされたお坊ちゃんを鍛えなおすべく動き出す様が、かわいそうなぐらい楽しい。フェルディナンドの黒さが光る。
にしても、マインにしろ、フェルディナンドにしろ、ちょっと働きすぎじゃないですかね。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女II」
- 作者: 香月美夜,椎名優
- 出版社/メーカー: TOブックス
- 発売日: 2016/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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