好きラノで評判が良かったので手に取ってみた。
友達いないもの同士が、班分けとかのときに余るぐらいなら率先して組もう、みたいな理由で、同盟を組むお話。
ノートの貸し借りとか、お互いがお互いを利用する関係は、なにかと一緒にいることが多くなるので、もう友達なんじゃないかと思うけれど、友達じゃないよとずっと一線を引いてて、それが不思議と良いものだった。変に恋愛に発展しないのもよかったのかもしれない。
ただ、主人公の行動は、己の正義のために動くというのが、ちょっと鼻につくというか、うーん。自分の主義を曲げないのはいいんだけど、そのことを盾にして動きすぎる気がした。ちょっと大げさに言うと、正論を振りかざしてる感じ。
そのあたりが、ヒロインたる彼女がなかなか心を開けなかったところなんだろうなと思った次第。
いろいろもどかしいところはあったけれど、面白かったので、続きが出たら読むと思う。