これはすっっっっっごい面白かった!
いわゆる貧乏大学生が集まるおんぼろアパートの一室の天井裏に、家出少女が隠れてたってところから始まる物語なんだけど、これがまたすんごい青春で、自分探しで、くすぶってる思いが一気に熱をもって走り出す展開に、夢中になって読んじゃいましたよ。
亡くなった友人を思い、彼の残した未完成の映画を見て揺さぶられたり、
悪態を付き合うような仲間が、認めてくれた瞬間の思いにじーんとなったり、
創作の苦しさやプレッシャーに悶えながら、恋やらなにやら、さまざまな思いに後押しされて物語を完成させていく姿に熱くなったり。
まったくもって面白かった。これ大好き。