大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

D坂の美少年 / 西尾維新

生徒会長候補のひき逃げ犯を追うお話。

語り手の眉美が大変クズでした。はじめのころはもうちょっといい子だったはずなのに……でも、なんていうか、愛すべきバカ的な感じだから、楽しいんだけど。

生徒会長候補のひき逃げ犯を追ううちに、思いもよらぬ展開が待ち受けていましたが、楽しくもシリアスに感じたのは、美少年探偵団が「今」しかできないことだっていうことが見えてしまったからかなあ。

いつかは終わる時がくるというのは、わかっていることだけど、大人になるって言葉で終わらせるのは寂しい。

でも、だからこそ、今この時を全力でっていうのが、美少年探偵団らしくていい。

いやー、いいなー、これ。どこまで続くんだろう?

D坂の美少年 (講談社タイガ)

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