大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

貴族探偵 / 麻耶雄嵩

ドラマをみた人たちの評判が良かったので読んでみた。 

タイトルから、貴族が探偵するお話なんだろうなと思ってたら、合ってたけど、違ってた。 

さまざまな事件に趣味で介入して(強力なコネで現場の警官を従わせて)、本人は優雅に紅茶を飲みながら美人を口説き、執事やメイドが情報収集を行って、というところから、いわゆる安楽椅子探偵なのかと思ったら…… 

 

貴族探偵 (集英社文庫)

貴族探偵 (集英社文庫)

 

これが探偵なのか?と、登場人物ならずともツッコミたくなるけど、でも必ず解決するという意味では探偵か。 

何とも言えない皮肉だけど、ちゃんと面白いのは、コミカルな設定でありながら、謎解きがしっかりしてるからだろうなあ。「こうもり」にはだまされた。思わず読み返したけど、ちくしょう、嘘はついてないでやんの。 

どのお話も面白かったので、続編も読む。 

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