大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

失踪者(上)(下) / シャルロッテ・リンク

元ジャーナリストが、5年前に失踪した幼馴染についての記事を書くために、過去を振り返るお話。

事件を追う元ジャーナリストの視点だけでなく、いくつかの視点が入れ替わり立ち代わりで語られるので、初めはちょっとたるいんだけど、関連が見えてくると止まらなくなる。

調べているうちに、幼馴染は本当に死んでいるのか、それとも姿を隠しているだけなのか、生きているならどこにいるのか、といくつか疑問が出てきて、調査が進んでもどの可能性も捨てきれないから、困るんだ(何がだ)

さらには別のところから殺人事件が絡んできて、だんだんと緊迫感も高まってくるし、一区切りついたと思ったら……みたいな展開もあって、最後まで引き込まれました。っていうか、みんな嘘つきすぎですよもー。

これだけいろんな人が出てて、好ましいと思える人がいないってのも珍しいな。

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失踪者〈下〉 (創元推理文庫)

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