大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

フォグ・ハイダ  / 森博嗣

今回は、これまでで最強の剣士と遭遇するお話。

あー、だいぶ変わってきたなあ。情といったらなんですが、人と関わることによって、自ら動くようになったところに変化を感じます。これを成長と呼ぶのか、剣士としては弱くなったというべきか。

というか、やっぱり強さって何なんだろうという話でもあるんだよなあ。凄腕の剣士には、守るべき存在がいた、そのことは彼にとって足かせになっているようにも見えるし、でも守るべきものがいるからこその強さでもあるようだし。

これまでで一番戦うシーンが多かったけど、勝つため、守るため、生き残るためなどなど、それぞれの強さというのは異なるものなんだと思いました。

そういえば、今回はどの人物にも女性が絡んでいましたが、ゼンのノギに対する思いというのは、意識するようになってるけど、どうなのかなあ。彼女との会話は、いつも洒落てて素敵。

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