殺し屋を殺す殺し屋ヘンドリクスと、彼を狙う殺し屋エンゲルマンの戦いを描くお話。
文章がこなれてないので、序盤は読みづらかったけど、ヘンドリクスの存在にエンゲルマンが近づき始める中盤からは一気読み。
正直、罪悪感から殺し屋を狙うようになったといいつつ、お金に目がくらむヘンドリクスの言動やら、エンゲルマンのよくわからぬ技能とか(どうやって忍び込んでるんだろう?)、設定にいろいろと引っかかるところはあるんだけど、怒涛のサスペンス展開のおかげで気にしてられなくなる。
ヘンドリクスの次の標的がわかるエンゲルマンが有利かと思ったら……ってところに、FBIが入り込んできて、対決もさることながら、FBIから逃れなければならないっていう展開は、次に何か起こるかハラハラというよりかはワクワクして読んでしまう。
隙はあるけれども、引き込まれるお話でした。
続編もあるらしいけど、どう続けるんだろ。