ああ、もう、「今」この時だけだったら幸せなのになあ。
ヴィヴィ・レインを探す旅。ただそれだったはずなのに、気づけば大きな歴史の流れの中に巻き込まれてる。
なまじ弱い人を助けられるだけの力があることが、のちに不幸を生み出しそうなんだよなあ。なんせ、好きな人に会うためには、反乱を起こさねばならないんだから。
離れていても通じ合う心と「報酬」が素敵なだけに、少しずつ世界がそちらに動いていく展開に、やめてくれと言いたくなる。
またなあ、人造人間たるアステルもなあ。ルカと共に過ごすことで、いうなれば「普通」の幸せを感じて、でもそれにはタイムリミットがあることを知っていて。
彼は、彼女を妹として見てるんだろうけど、彼女は……まだ気づいてない思いを自覚していくとどうなるのかとか、もう、ああ、もう!
早く続きが読みたいです。