主人公を支える友人キャラになりたいという少年が主人公のお話。つまりは、「主人公」の友人が主人公です(わかりづらい)。
親友がまるで物語の主人公っぽいという描写に、思わずニヤついてしまう。そうだよなあ、思わせぶりなセリフとか、隠している力とか、普通に接してたら気づくよなあ。プロの脇役として気づかないふりをしつつ、内心ツッコミまくる主人公がたのしい。
ただ、個人的には、これ最後まで脇役キャラのままでいってほしかったなあ。
脇役キャラとして頑張るために、スペック向上を欠かさなかったのはわからなくはないんだけど、「主人公」を食ってしまうほどになると、うーん。
序盤が面白いだけに、終盤がちょっと残念だった。