2017-01-02 夜行 / 森見登美彦 ☆☆☆ これはなんか、ふわっとした怖さを感じるお話だったなあ。 十年ぶりに集った仲間が、それぞれ語るお話は、地に足がついたところから、気づけば不可思議な世界に入り込んでるようで、しかもそれぞれがちゃんと見えない終わりなので、読んでてモヤッとするし、不安になる。 それぞれのお話に「夜行」という連作銅版画が絡み、「夜」の世界の魅力と危うさを感じさせてくれましたが、もう少しオチがはっきりしているほうが好みかな。 夜行 作者: 森見登美彦 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/10/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (13件) を見る Amazon / Kindle / B☆W