大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

ひきこもり姫と腹黒王子 VS ヒミツの巫女と目の上のたんこぶ / 秋杜フユ

人々から忌み嫌われる魔術師の家系に生まれた少女ビオレッタ。引きこもり生活をしていたのに、光の巫女に選ばれてたことで、笑顔の恐ろしい王子・エミディオの傍にいることになってしまい……というお話。

さらっと読めるコメディが楽しい。光の巫女なのに、闇の聖霊の傍が落ち着く彼女は、腹黒王子の背中にまとわりつく闇の聖霊の傍に行きたがり、そのことで好意を持たれてると思ってしまう王子の勘違いによって……みたいなお約束に、にやにやが止まらない。腹黒のくせに騙されちゃう王子のちょろさもね。

よくよく考えると、引きこもりでもないし、腹黒ってほどでもないんだけど、それぞれの二面性が次第にかみ合って恋に発展していく模様がよかったです。

ひきこもり姫と腹黒王子 vsヒミツの巫女と目の上のたんこぶ (コバルト文庫)

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