大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

ナイツ&マジック(7) / 天酒之瓢 

仲間を逃すために、大森海で迷うことになったエルとアディが、巨人族同士の争いに巻き込まれるお話。

いつものメンツが出てこないのはちょっと物足りなくもあるけれど、どこにいってもエルはエルであることがわかるお話だったところには満足。義理とか情ではなく、幻晶騎士を作る/動かすためにしか行動してないもんなあ。巨人族同士の争いに介入したのも、故障したイカルガに手を出されたからだし。あのシーン、大好き(笑)

材料も技術もない見知らぬ土地で、新たなる幻晶騎士を作るべく動くエルの行動は、どう考えたって変なんだけど、でもエルだからしかないと納得してしまう不思議。さすがにイカルガほどのものは作れなかったけれど、間に合わせでもいろいろ作る情熱が素敵。

引っ張り込まれるアディは……でも結構いい思いをしてるよね。妄想が暴走してたけど。

いつもほどの無双が見られなくて残念ですが、これは後々にとってあるのでしょう。続きが楽しみ。

ナイツ&マジック 7 (ヒーロー文庫)

ナイツ&マジック 7 (ヒーロー文庫)