大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

侍女ですが恋されなければ窮地です(2) / 倉下青

公姫に新たな婚姻話をご破算にするため、再度身代わりを務めることになった侍女と、そんな彼女の恋人役を任された傭兵隊長のお話。

おっかしいなあ。ヒロインの恋人役といったら、ヒーローなはずなのに、傭兵隊長が一番の悪役に見える。またそれがめちゃめちゃハマり役なので、思わずニヤついてしまうし、そんな彼への思いがあるにも関わらず、必死に否定している侍女のあれこれには、ニヤニヤが止まらない。

侍女は、公妃に対しては強いんだけど、こと恋愛方面については、傭兵隊長が公妃の協力者になるから、このふたりの悪い笑顔が素敵でした。

新たな婚姻話を持ち込んできた他国の王子は、いわゆるさやあてになってしまうわけですが、弱そうなのになかなかへこたれない人なので、これからもなんとかなるんじゃないかな(投げやり)

これさらに続けるとしたら、傭兵隊長の過去話に絡めたりするのかな。今回ちょこっとだけ出てきて気になったので、ぜひとも読んでみたい。

侍女ですが恋されなければ窮地です2 (一迅社文庫アイリス)

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