大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

やがて恋するヴィヴィ・レイン(2) / 犬村小六

ああ、もう、「今」この時だけだったら幸せなのになあ。

ヴィヴィ・レインを探す旅。ただそれだったはずなのに、気づけば大きな歴史の流れの中に巻き込まれてる。

なまじ弱い人を助けられるだけの力があることが、のちに不幸を生み出しそうなんだよなあ。なんせ、好きな人に会うためには、反乱を起こさねばならないんだから。

離れていても通じ合う心と「報酬」が素敵なだけに、少しずつ世界がそちらに動いていく展開に、やめてくれと言いたくなる。

またなあ、人造人間たるアステルもなあ。ルカと共に過ごすことで、いうなれば「普通」の幸せを感じて、でもそれにはタイムリミットがあることを知っていて。

彼は、彼女を妹として見てるんだろうけど、彼女は……まだ気づいてない思いを自覚していくとどうなるのかとか、もう、ああ、もう!

早く続きが読みたいです。

Amazon / Kindle / B☆W