三分間だけなら、僕は世界最強の剣士だ
ぼっち少年が、神であるという初心者探検者の少女とパーティを組んで、遺跡に挑むお話。
これはいいボーイミーツガールだなあ。
支援術式しか使えないと引け目を感じていたぼっちの少年が、圧倒的な力を持つ少女の隣に立てるようにと、自分の力を模索して、改めて少女を守るために立ち向かう、その姿が熱く、かっこいい。
一方の少女にとって少年は、友であると同時に、騎士でしたよね。生い立ちは微妙に謎めいているけれど、神という立場であるならば、守られる存在だったでしょうし、でもここまで自分のために傍にいてくれる人はいなかっただろうから、うれしいだろうなあ。
このまま「友」というくくりでおさまる関係ではいられないように思いますが、まだこんな感じでいいかな。幼い感じはありますが、二人の距離感が素敵でした。
あとはもうちょっと「探検」のわくわくさがあるといいかな。