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大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

異人街シネマの料理人(1) / 嬉野君

☆☆☆☆

まだまだ序盤って感じだけど、ミステリアスな人間関係が生み出すお話は、わくわくドキドキが詰まってる。

天涯孤独となった女子高生・桃の前に、彼女の兄という男が二人あらわれて……というお話は、いろいろ怪しいんだけど、そんな怪しさがまっすぐな桃のおかげで、不思議と暗くならず、それでいて裏では何かが動いているようで、目が離せない。ちゃんと家族になれそうだから、ああいったいどうなるのか気になる。

祖父の残したミニシアターを守りたいということで、財を持つ兄に協力を求めれば、決してやさしいだけのお兄ちゃんじゃないところを見せるんだけど、「投資」させるだけの魅力を桃が生み出していくところとか、大変よかった。そこに無自覚な意識があるって指摘されると、お兄ちゃん素直じゃないなと思うけど。

タイトルにある料理人というのは、二人の兄の弟カイのほうのことを指してるのかな。少なくとも料理をしているのはカイだけだったけど、少しずつ少しずつ桃に心を開いてきてるので、ニヤついてしまいます。

まだまだ隠されてることが多いだろうから、どんな物語になっていくのか楽しみ。

それにしても、作中のミニシアターとかで紹介される映画が面白そうだ。huluとかで配信されてるかしら。 

異人街シネマの料理人(1) (ウィングス・ノヴェル)

異人街シネマの料理人(1) (ウィングス・ノヴェル)

 

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