大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

夜行 / 森見登美彦

これはなんか、ふわっとした怖さを感じるお話だったなあ。

十年ぶりに集った仲間が、それぞれ語るお話は、地に足がついたところから、気づけば不可思議な世界に入り込んでるようで、しかもそれぞれがちゃんと見えない終わりなので、読んでてモヤッとするし、不安になる。

それぞれのお話に「夜行」という連作銅版画が絡み、「夜」の世界の魅力と危うさを感じさせてくれましたが、もう少しオチがはっきりしているほうが好みかな。 

夜行

夜行

 

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