大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

最果てのパラディン(2) 獣の森の射手 / 柳野かなた

異世界転生してアンデッドたちに育てられた少年ウィルの冒険を描くシリーズの第二弾。ワクワク感が若干減ったけど、順当に面白い。

生まれ育った町を出て、初めて外の人と出会うってことで、ちょっと頑張りすぎて力が入ってしまうところとか、ああ……なんて親目線になっちゃうのは前作同様。前世の悔いもあるだろうけれど、人との交流に慣れてないこともあって、踏み込んでるようで壁のあるところが、何とももどかしい。

でも、その壁を壊してくれる友達と出会えたのが何よりのことでした。

うれしかったのは、育ての親たちのことが、3人の英雄の物語として、世界に伝わっていたことですよねぇ。思わずじんとなりました。

そんな英雄の物語を知ったら、彼らに恥じない生き方をしたいと思いますよね。次がどうなるのか楽しみだ。

最果てのパラディンII 獣の森の射手 (オーバーラップ文庫)

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