大丈夫、積んでる

さうざんどますたーになれなくて

腐男子先生!!!!! / 瀧ことは

イケメンと評判の担任が、実は自分のBLサークルのファンだっという腐男子先生とのオタクトークラブコメ。 「神かよ」「それな!」とテンポよく繰り広げられる会話が、めちゃめちゃ楽しい。普段はクールなのに、語り手の女子高生揚羽といる時のテンションの高…

あとは野となれ大和撫子 / 宮内悠介

これ最っ高だった! 沙漠の小国の大統領が暗殺され、議員は逃げ、外圧が強まる混乱の中、残された後宮の少女たちが、臨時政府を立ち上げて、国家をやってみるお話。 後宮といってもそういうものではなく、身寄りのなくなった子供たちの教育場だったので、少…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(12) / 大森藤ノ

ギルドからの依頼でダンジョン探索するお話。 ダンジョン探索は久しぶりな気がしますが、やっぱり面白いなあ。 ファミリアとしての成長もあり、安定感があるから、冒険でわくわくするし、それでも初めての「下層」ではドキドキするしで、あっという間に引き…

宝石商リチャード氏の謎鑑定 導きのラピスラズリ / 辻村七子

姿を消してしまったリチャードを追いかけるお話。 正義は情に厚いかもしれないけれど、べたっとした感じではないと思っていたので、リチャードのことを考え続けていく姿には違和感だらけ。こんなBLだったっけ?みたいな。 もしかしてこれは恋なのかと自問す…

WORLD END ECONOMiCA(3) / 支倉凍砂

前作からさらに四年。月面の英雄となったが、いまだハガナを忘れられないハルが、さらなる賭けに出たが因縁の男が立ちはだかり……といシリーズ最終巻。 サブプライムやリーマンショックってこういうことだったんだ。いやはや、そりゃやられてしまうわ。ほんと…

水滸伝(1)-(5) / 北方謙三

北方水滸伝を読み始めたのは、楊家将が面白かったからなんですが、これがまた面白い。 全19巻をのんびり読んでいこうと思ったけど、五巻目にして止まらなくなってきた。 12世紀の中国、宋が舞台。役人の権力が大きく、その腐敗により苦しんでいる民のために…

紺碧の果てを見よ / 須賀しのぶ

面白かったなー。 関東大震災から戦後までのお話だけど、決して劇場的なものではなく、海と艦にあこがれた少年の成長を淡々と(というと語弊があるけど)描き、そこでの出会いや別れ、妻や妹といった家族への思いなどに、胸が熱くなる。 特になあ、学校時代…

少女キネマ / 一肇

これはすっっっっっごい面白かった! いわゆる貧乏大学生が集まるおんぼろアパートの一室の天井裏に、家出少女が隠れてたってところから始まる物語なんだけど、これがまたすんごい青春で、自分探しで、くすぶってる思いが一気に熱をもって走り出す展開に、夢…

ラノベのプロ! 年収2500万円のアニメ化ラノベ作家 / 望公太

タイトル通り、アニメ化ラノベ作家の日常もの。 アニメ化こそしたけれど、そこまで売れっ子というわけじゃない作家さんの思いが、あれこれユーモラスに描かれてて面白い。 創作論的なものよりも、パッケージングとしてのお話が強く、それだけにシビアに感じ…

貴族探偵対女探偵 / 麻耶雄嵩

推理はしないが解決する貴族探偵シリーズの第二弾。 今回は、タイトル通り女探偵との対決を描く五編です。 ドラマの一話は、こちらの一話が基になってるんですね。 毎度毎度いいところまで推理するのに……という女探偵さんが、だんだん可哀想になってくる。ド…

居酒屋ぼったくり(7) / 秋川滝美

二人の関係に立ちはだかる者が……というお話よりも、お店に関する嫌がらせのほうがつらかった。ネット上の口コミなんて、消しようがないからなあ。 でも、お店のことに関して、弱さを見せることのできない美音が、涙を見せるほど近しい人がいたことがよかった…

マインド・クァンチャ / 森博嗣

主人公が記憶喪失になったというところから始まったので、どうなるのかと思ったけど、やはり思考は止まらずで面白い。これだけ考えているのに、剣を振るときは無になるというのが強さなんだろうなあ。 ただ、都を目指すということが生み出した結果は……主人公…

傍観者の恋 / ナツ

幼馴染が好きで、でも幼馴染は彼の実の姉が好き。病弱な姉と親友でもある主人公は、彼の姉の面倒を見ることを条件に彼に結婚を迫って……というお話。 あらすじで、「両片思いの契約結婚」とあるように、実は彼のほうも……なんだけど、そのことは彼女に伝わらず…

WORLD END ECONOMiCA(2) / 支倉凍砂

1巻から四年後、精神的なショックから体の一部が動かなくなったハルが、再び立ち上がるまでを描くお話。 投資から離れたハルが、再び投資の世界に戻ってきたのは、支えてくれた人たちの思いと、四年前の後悔があったからですが、他の人の経験を通じて、過去…

D坂の美少年 / 西尾維新

生徒会長候補のひき逃げ犯を追うお話。 語り手の眉美が大変クズでした。はじめのころはもうちょっといい子だったはずなのに……でも、なんていうか、愛すべきバカ的な感じだから、楽しいんだけど。 生徒会長候補のひき逃げ犯を追ううちに、思いもよらぬ展開が…

ホーンテッド・キャンパス 白い椿と落ちにけり / 櫛木理宇

初デートが成功したことで、かえってギクシャクしてしまう二人を見守りつつ、オカ研に寄せられる依頼を解決していくお話。 これ、読者は森司の心情が見えるからいいけど、こよみからしたら、いきなり挙動不審になるんだから、デートの時に何かしちゃったのか…

ナイツ&マジック(7) / 天酒之瓢 

仲間を逃すために、大森海で迷うことになったエルとアディが、巨人族同士の争いに巻き込まれるお話。 いつものメンツが出てこないのはちょっと物足りなくもあるけれど、どこにいってもエルはエルであることがわかるお話だったところには満足。義理とか情では…

貴族探偵 / 麻耶雄嵩

ドラマをみた人たちの評判が良かったので読んでみた。 タイトルから、貴族が探偵するお話なんだろうなと思ってたら、合ってたけど、違ってた。 さまざまな事件に趣味で介入して(強力なコネで現場の警官を従わせて)、本人は優雅に紅茶を飲みながら美人を口…

失踪者(上)(下) / シャルロッテ・リンク

元ジャーナリストが、5年前に失踪した幼馴染についての記事を書くために、過去を振り返るお話。 事件を追う元ジャーナリストの視点だけでなく、いくつかの視点が入れ替わり立ち代わりで語られるので、初めはちょっとたるいんだけど、関連が見えてくると止ま…

ひとくいマンイーター / 大澤めぐみ

友人を殺された女子高生が、復讐するため魔法少女になったお話。 あー、これいいな。すごくいい。 はじめは、自称・魔法少女が何をやっているのかよくわからなかったんだけど、少しずつ見えてくるにつれて、彼女の内面が見えてくると……きゅんとなる。ああこ…

WORLD END ECONOMiCA(1) / 支倉凍砂

月生まれのハルは、上に上がる資金を手にするため、株に手を出したが、なかなか思うように稼げない日々が続いたとき、コミュ障だが数学の天才少女ハガナと出会って……というお話。 これはすっごい面白い。かなり分厚いけど、それでもまだ序盤って感じなんだよ…

ビッグデータ・コネクト / 藤井太洋

「なんで助けを求めなかった」「多分――」 「要らない、と言われたくないから、だろうな」 エンジニア誘拐事件の調査に、かつてサイバー犯罪で冤罪となったハッカーに協力を求めるお話。 めちゃめちゃ面白かった。SNSやGPS・監視カメラ等、日々利用しているも…

いでおろーぐ!(5) / 椎田十三

反恋愛運動革命家たちによる戦いは、ついに文化祭で生徒会と対決することになりましたが、いったいどこが反恋愛なんでしょうねぇ! 甘酸っぱいやり取りばかりで、にやにやしちゃう。そりゃ周囲の人たちは、ふたりが付き合ってると思うわけですよ。 二人以外…

フォグ・ハイダ  / 森博嗣

今回は、これまでで最強の剣士と遭遇するお話。 あー、だいぶ変わってきたなあ。情といったらなんですが、人と関わることによって、自ら動くようになったところに変化を感じます。これを成長と呼ぶのか、剣士としては弱くなったというべきか。 というか、や…

侍女ですが恋されなければ窮地です(2) / 倉下青

公姫に新たな婚姻話をご破算にするため、再度身代わりを務めることになった侍女と、そんな彼女の恋人役を任された傭兵隊長のお話。 おっかしいなあ。ヒロインの恋人役といったら、ヒーローなはずなのに、傭兵隊長が一番の悪役に見える。またそれがめちゃめち…

悪女は自殺しない / ネレ・ノイハウス

こういう展開でじれったさを感じるとは面白い。 自殺に偽装された殺人事件を追うお話なんだけど、周りには彼女に恨みを持つ人ばかりで、でもそれで殺すほどかといったら、そこまででもなく、それぞれに微妙にアリバイがあって決定打がない。 さらには調べて…

剣と炎のディアスフェルド(2) / 佐藤ケイ 

優秀な兄を差し置いて王となったレオームが、ディアスフェルドを統一するまでを描いていますが、これが面白い。 負けない戦いをするといえばかっこいいけれど、チャラくて逃げ足が早くて、どうしたって蔑まされるのに、国を守るために強い芯を持つ姿が、いつ…

おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱 / オキシタケヒコ

これは良いボーイ・ミーツ・ガールなホラーだった。 山中の屋敷に住む下半身不随の女の子と、そんな少女にひかれる少年のお話なんだけど、怖がりなくせに彼女が求めるからと怖い話を収集しては週に一度の逢瀬で披露していく様は、不器用さにほほえましさを感…

血涙 新楊家将 (上)(下) / 北方謙三

先日読んだ楊家将の続編。なんでこんなタイトルなんだろうと思ってたけど、そりゃこうなるわ。この戦いには、血の涙を流さずにいられない。何がって、楊家の者同士で戦うことになるんですから。 遼との戦いで楊業を失い、生き残った六郎と七郎が壊滅状態の楊…

異世界詐欺師のなんちゃって経営術(4) / 宮地拓海

やっぱいいよなあ。悪ぶってるくせに実は……っていうお話は。 不作を理由に物価を上げようとする行商ギルドに対抗すべく動くために、わざわざこれはまわりまわって自分の利益になるからと、自分に対して理由付けをして動く主人公の意地っ張りぐあいに、ニヤッ…